オフィスや事務所のパソコンを処分する方法について不用品回収業者が解説します。
オフィスの引越しや、買替え時など不用品のパソコンを処分する機会がある場合、どのような処分方法が適切なのでしょうか。
事務用品として使用していたパソコンの処分については、一般家庭の処分方法とは異なり「産業廃棄物」として専門の業者に処分をお願いする必要があります。
そこで今回は、オフィスや事務所のパソコンを処分する方法を不要品回収業者が詳しく解説していきます。
正しい処分方法の手続きを記載していますので、ぜひ参考までにご覧ください。
企業のパソコンは自治体による処分が不可能
企業が所有していたパソコンは「製造元のメーカー」、または「産業廃棄物収集運搬許可」を取得済みの専門業者に依頼するのが一般的な処分方法となります。
2001年に施行された「家電リサイクル法」では、企業で使用されたパソコンについては製造メーカーの責任において、自社製造したパソコンの回収・再資源化をすることが義務付けられました。
「家電リサイクル法」により、適切な廃棄やリサイクルを放棄した場合、罰金刑などが課される場合があります。
オフィスや事務所で使用されているパソコンの処分方法とは?
パソコンを処分する際はデータを完全に削除しなければなりません。通常の「削除」や「アンインストール」の実行だけでは完全に削除する事はできません。
もしパソコンを初期化したとしても、復元することが可能なためデータを完全に削除されているとも言えません。
ハードディスクのデータを完全に削除するには、専用のソフトウェアを用意する必要があります。
一部パソコンにはあらかじめ専用のソフトウェアが入っているパソコンもありますので、その場合はソフトを使用し削除すると良いでしょう。
しかし、このようにデータ削除する手間が掛かるため時間がない人は少し面倒だと思うかもしれません。
このように、パソコン処分を手軽に行いたいという人は以下のような処分方法がおすすめです。
- ・家電量販店で引き取ってもらう
- ・不用品回収業者に回収依頼をする
- ・製造メーカーのHPから依頼する
上記3つの処分方法についてご説明していきます。
家電量販店で引き取ってもらう
パソコンを新しく買替えた場合は、古いパソコンを無料で回収してくれる家電量販店もあります。
また、保存されているデータを削除するサービスも実施されているところも多くあるため、買替えの場合は最寄りの家電量販店に相談してみると良いでしょう。
不用品回収業者に回収依頼をする
不用品回収業者の場合、パソコンや周辺機器の回収をお願いできるため、データ削除サービスのついでに周辺機器を処分してもらうことができます。
また、使用年数など程度のよい機器については、買取り査定の対象となる場合もありますので、「ただ処分するだけなのはもったいない」と思う方は、業者に一度確認することをおすすめします。
製造メーカーのHPから依頼する
パソコンの製造メーカーは、リサイクル、処分を義務付けされてるため、使用していたパソコンの製造メーカーが分かる場合は、製造メーカーのHPから回収依頼をすることもできます。
web上で24時間受付されていますので、時間がない人にもおすすめの方法といえます。
製造メーカーへの申し込み方法について
webの申し込み方法については、製造メーカーにより手順が異なる場合もありますが、以下の手順が一般的な流れです。
1.webで受付が完了すると、「エコゆうパック伝票」が発行され、送付されます。
2.パソコンを梱包した後、伝票を貼りメーカー所定の再資源化工場まで発送するか、発送先の工場まで持ち込みます。
製造メーカーへパソコンを持っていくのが面倒だと思う人は、再資源化工場まで発送すると良いでしょう。
付属品について
処分するパソコンに付属していたキーボードやマウス、スピーカーやマイク類などは、同送にて処分する事ができます。
ただし、説明書などのマニュアルやディスク類は引取り不可となるため注意しましょう。
梱包時に注意すべき点
梱包時に注意すべき点は以下の5つです。
- ・パソコン本体は、厚手のビニールなどで覆い梱包して下さい
- ・箱に詰める際、緩衝材を同梱する必要はありません
- ・箱にガムテープや紐等で、輸送中に梱包した中身が飛び出さないよう厳重に梱包ください
- ・メーカーによって、パソコン本体、ディスプレイなど個別に依頼する必要がある場合もありますので、詳しくはメーカーHPをご参照下さい
- ・梱包のサイズや重さについては、1梱包あたり、重さ30kgまで、縦+横+高さの合計が1.7m以内で収めてください
上記5つの注意点を守って、製造メーカーへ発送を行いしましょう。
まとめ
今回は、企業が使用しているパソコンを処分方法として以下の3つについて解説しました。- ・家電量販店に引き取ってもらう
- ・不用品回収業者に回収依頼をする
- ・製造メーカーのHPから依頼する
使用したパソコンを処分する場合は、産業廃棄物としての適切な処理が必要だと分かりました。
家電リサイクル法で定められた内容をもとに処分するには、パソコンの製造元が定めた再資源化する為の工場に返す必要がありました。
また、パソコン内のハードディスク内のデータを完全に削除する方法は、一部対応しているパソコンを除いては、業者に依頼する方法が安全です。
家電量販店や不用品回収の業者に依頼をし、適切な処理が可能かを確認の上、依頼しましょう。
家電量販店以外の方法として、岡山県の不用品回収業者、岡山クリーンファーストでは、企業が所有するパソコンの処分、リサイクルもお任せ頂けます。
製造元が引取り・リサイクルを義務付けられている事から、パソコンのメーカーHPを利用する方法も安全な方法といえます。
メーカーによって、今回ご紹介した方法とは異なるケースもありますが、指定された手順や注意書きを読み、適切な処分を行なってください。
家庭用の処分方法と異なり、企業が所有するパソコン処分のルールを守り、処分するようにしましょう。
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