生前から始めるデジタルデータの整理~ご家族が困らないようにするための5つ
デジタルデータとは?
もし、ご自分が亡くなった際に残されたご家族が遺品整理に手間取ったり、費用をかけたりすることを避けるには「生前整理」がおすすめです。生前整理と言えば、本人が所持していたアクセサリーや骨とう品など、物に対する整理をイメージされる方もいますが、ここでもう一つ整理しておきたいのが「デジタルデータ」です。
デジタルデータとは、いわゆるSNSのIDやパスワード、金融機関サイトのログイン情報といった本人にしかわからないデジタル情報を指します。
近年、ネットが普及してきた時代において、デジタルデータで個人情報を管理できるようになってきました。
もし、デジタルデータで貴重な個人情報を亡くなった人が管理していた場合、何も知らないままアクセスできずに放置をしてしまうと、個人情報の流出やアカウントの乗っ取りなど、さまざまトラブルに巻き込まれることもあります。
そのようなトラブルに巻き込まれないよう、事前に管理していた本人が確認しておくことが大切です。今回はご家族が困らないようにするための「デジタルデータの遺品整理」対策を5つご紹介しましょう。
携帯の中にある写真
携帯の中には動画や写真が保存されています。風景やご本人の写真なら問題ありませんが、中には家族に見られたくない物もあるでしょう。
亡くなった後に、家族がそれを見て恥ずかしい思いや悲しい思いをさせてしまうこともありますので、マイナスイメージのあるデータは削除しておきましょう。
個人で管理しているSNSアカウントやWEBサイト
Twitterやインスタグラム、個人ブログなどを利用している方も多いのではないでしょうか。本人からしたら、「大した情報を載せてないから」と考え、放置しようと考えるかもしれません。
しかし、亡くなった後もそのまま管理をせずに放置をしてしまうと悪用されてしまうケースがあります。アカウントを削除するか、家族にアカウント管理を任せるように徹底しましょう。
電話帳、メールなどの連絡先
会社や友人などの連絡先を携帯やパソコンに保存されている方は、亡くなった後に家族が連絡手段に困らないよう、あらかじめ周知しておきましょう。
また、プライベートに関わるメールのやり取りなどを処分せずに放置していると、後々個人情報が流れてしまうこともありますので削除しましょう。
FXなどの確認
資産運用をパソコンを通じて行っているログイン情報なども重要です。特に負債を抱えていた状態で放置していると、家族に連帯責任を負ってしまうことになりかねませんので、注意しましょう。
ネット銀行など、金銭が関わる内容
亡くなった後によくあるトラブルのケースでありがちなのが、遺産相続の問題です。
亡くなった方の金的財産を確認しようと、ネット銀行に登録している口座内容を調べようとしても、本人のパスワードがわからず、なかなか手続きができないこともあります。
このようなトラブルにならないように、事前に家族にパスワードなどを伝えておきましょう。
エンディングノートに記しておくと、ご家族が困りません
「終活」という言葉があるように、今や「生前整理」はタブーではなくなってきました。残された家族に迷惑をかけたくないとのことで、「エンディングノート」を残されている方も増えています。
「エンディングノート」とは、遺言状などとは異なり、よりカジュアルなもので、家族への感謝の気持ちを記したり、残されたご家族が困らないように銀行口座名・暗証番号、あるいは何かのログイン情報などを記しておきます。
「エンディングノート」に形式などはありません。大きな文房具店に行くと並んでいたりするので、一度手にとってみてはいかがでしょぅか?
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