遺品整理で一番大切にすべきポイントは?:岡山県里庄町の事例
大切なポイントは心のコミュニケーション
岡山県里庄町では2019年4月時点の町内人口は11,200人あまりですが、その3割が高齢者という状態です。
地域の高齢化が進んでいる中、遺品整理が必要になっているご家庭も増えています。
当社にご依頼された方も「ご家族が同居しておらず、県外などに住んでいるので、ご自宅の売却や賃貸、解体などを前提に、とにかくすべての家財を処分しなくては」と焦っておられました。
テレビの報道でも遺品整理の特集をしているケースが増えているせいか、とにかく物を全部片付けることだと勘違いしてしまう方が多くなっています。
ですが、遺品整理で一番大切なことは、故人さまの生きてきた証や歴史を振り返り、故人さまとの思い出を振り返りながら、心を整理していく作業です。
当社では、遺品整理はただ遺品を捨てるために行うのではなく、故人さまと向き合い、心でコミュニケーションをしながら、悲しみを癒し、次なるステップに前向きに生きていけるようにすることを徹底しております。
「あのときは楽しかったね」「こんな場所に行ったね」「闘病はつらかったね」など、心で会話を重ねながら、1つ1つの遺品を整理していきます。
形見として残していくもの、思い出として取っておくものを選び、心の残りがないようにしてから、使わないご遺品の供養や処分を行うのが流れです。
不用な遺品を処分したい場合
遺品の仕分けが済み、不用な遺品をいざ捨てようという場合、岡山県里庄町では、分別したうえ、町指定のゴミ袋に入れて、朝8時までに指定の収集場所に出さなくてはなりません。
大量の不用品や指定のゴミ袋に入らないサイズのものは、ゴミ処理場へ自分で直接搬入する方法があります。
燃えるゴミ系粗大ゴミは里庄清掃工場へ、燃えないゴミ系粗大ゴミは井笠広域資源化センターへ搬入が可能ですが、搬入日時も決まっています。
毎週月曜と水曜の8時30分~12時までの間か、毎月第4日曜日の8時30分~12時と13時~15時に限られているのがネックです。
県外にお住まいのご遺族や忙しい方の場合、このわずかな時間に搬入ができるでしょうか。
また、搬入するにあたっては捨てたい粗大ゴミをマイカーなどに積み込んだうえで、町役場の町民課へ出向き、搬入許可証を受け取らなければなりません。
たとえば、遺品であった木製のタンスを処分したい場合、金具などの部品を取り外し、バラバラに分解して1m以内の板状にしてから、ようやく粗大ゴミとして直接搬入ができる状態になります。
もっとも、許可証がないと持ち込めないので、粗大ゴミをマイカーなどに積み込み、それを持って町役場に出向き、許可証をもらわなくてはならないのです。
「岡山クリーンファースト」にご依頼いただければ、こうした面倒な工程も省けます。
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