刀、剥製、骨董品…遺品整理で出た品物。どう処分する?【岡山県津山市の事例】
津山市は歴史がある
岡山県津山市には名のある城下町として歴史があるため、刀剣類が家宝として受け継がれていたり、どこからか譲り受けたりして持っているケースも多いです。
また、欧米との交流も盛んでしたので、思わぬ骨董品が多く残されているケースもあります。
このような事例もありましたので、今回は岡山県津山市で実際に見つかった貴重な骨董品にちなんで、刀剣や剥製の処分方法についてご紹介します。
刀剣の処理方法
刀剣が見つかった場合は、どのように処分してよいのかわからない方も多いかと思います。日本刀などの刀剣は、包丁といった刃物と違い、簡単にゴミ箱へ処分できるようなものでもなく、その扱い方にはとても困るものです。
もし刀剣を処分することになったら、まずは登録証の有無について確認しておくことが最善です。登録証のない刀剣を何も知らないままずっと所持していると、不法所持および銃刀法違反になってしまいますので注意しましょう。
所持している刀剣に登録証がないと判断した場合は、まずは慌てずに発見届を警察に届けることが先決です。発見届を出し、発見届出済証をもらうことで不法所持にはなりません。
また、登録証の発行は、必ずしもしてもらえるというわけでもありません。
県が定める審査で美術価値があると判断されたもののみ発行してもらえ、逆に判断されなかったものについては、そのまま没収のうえ廃棄されます。
登録証有無に関わらず、元々不用品であれば、警察側で処分してもらってかまわないと思うでしょうが、価値ある刀剣として判断されたものなら処分してしまうのはもったいないです。
いっそのことなら、買取店に査定をしてもらい、お金に変換したり、他の日本刀ファンに譲ったりした方が最善です。
剥製の処理方法
剥製も刀剣同様、一般的な処分はできません。粗大ゴミとして、ゴミ収集場にそのまま放置してしまっては、ご近所の方が驚かれるのはもちろん、カラスやハエなどの動物の死肉を好む生き物たちが集まってしまい、迷惑になります。
また、トラや猛禽類、カメや希少動物などの剥製に関しては、密漁などの不正取引が絡んでいる場合があります。
登録票がないと法律違反として罰せられることもありますので注意しましょう。方法はどうであれ、処分を検討する場合は、あらかじめ警察などに相談のうえ、登録証をもらうのが最善です。
合法的に認められている剥製を処分したい場合は、有料の粗大ゴミとして、直接処理工場へ持ち込む「自己搬入」を行うか、もしくは資源循環日の出事務所へ申し込んで「戸別収集」をしてもらう必要があります。
また、剥製の場合、ただ処分すればいいというわけではありません。いくら死んでいる生き物とはいえ、剥製になる前は生きていた動物です。
安心して成仏してもらえるよう、きちんと供養を行ってから処分しましょう。
一方、処分はせず、思い入れのある剥製をうまく活かしたいとお考えなら、買取店に持ち込んで売ってしまうのもおすすめです。
剥製をこよなく愛する方に譲ることもできますし、レアな生き物の剥製なら高価買取も望めます。
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